唾液が少ないのは病気?原因や対策についても!改善するための治療法
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臭い対策
唾液。口の中にあるコレ、ご存知の通り消化液の一つで、私たちの健康を保つのに様々な役割を果たしてくれます。
しかしこの唾液が少ないという症状を訴える人が多いそうで、これを「ドライマウス」(医学的には口腔乾燥症)と呼びます。
今回はこの「唾液が少ない」症状と原因、改善のための対策や治療についてご紹介します。
唾液が少ないのは病気?原因や対策についても!
唾液って不思議ですよね。梅干しを見るとキュッと分泌されたり、緊張すると口の中がカラカラになったり。
うちの子供はお餅が大好きで、保育園から帰った後に「今日はお餅つきしたんだったね」と話しかけた瞬間に、口からダーっと唾液が溢れてきたことがあります(笑)。
唾液には、消化のほかにも、口の粘膜を覆うことで飲み込んだり声を出したりする際の「潤滑油」の役割や、ほかにも味覚を感じるための役割もあるのだそうです。また抗菌作用があるとか!(お母さんが適当に「ツバでもつけときな!」とかいうのは実は正しいのか?)
ではこれが減るというのはどんな病気なんでしょう。
口の中の唾液が少ないというのは、つまり「唾液の分泌が少なくなる」また「口の中の水分が過剰に蒸発する」ということです。この原因として以下のようなことが考えられます。
- 口呼吸をしている
鼻が詰まったときなどにありがちですが、口呼吸をすると口の中が乾燥しやすくなり唾液が少なくなります。
- カフェインの摂りすぎ
カフェインが原因とは意外に思えますが、コーヒーや紅茶の利尿作用は一時的な脱水状態につながり、唾液の分泌が抑えられます。
- 水分の不足。
これは納得の原因。
- 嚙む回数が足りない
モグモグと嚙むことで唾液の分泌が促されます。柔らかいものや早食いのために嚙む習慣が減ると、唾液が少ないことの原因になるのですね。
唾液が少ないのを改善するための治療法
唾液が少ないと、先に挙げた潤滑油としての機能や、抗菌作用なども失われますし、口臭の原因になったりもします。ぜひ改善したいところですね。
まずは上記のような「口呼吸」「カフェイン過多」「水不足」といった原因を取り除くことが必要です。
「嚙む回数」については、子供のころからの食習慣が体質につながるとも言われており、子育てをしている方は、つい食べやすいからと柔らかいものに偏らずに、しっかり嚙ませる料理も出しましょう。
日常的な習慣を気を付けても改善が見られない、といった場合は、医療機関を受診し、治療を行うことも考えましょう。口の中を保湿する液剤を処方してもらったり、原因が薬の服薬による副作用と診断がされれば、薬の見直しなども検討します。
また口呼吸に起因する場合は、特に寝ているときの口呼吸が気になる場合などは、いびきの治療と同じように、テープによって治す治療などもしてもらえます。
画像引用 http://www.lion-dent.com/
また手軽に使用できる「人口唾液」というのもあるそうです(写真)。これは通販などでも購入することができるので、すぐに治したいという方は試してみるのも良いかもしれません。
唾液が少ない状態を放っておくと、虫歯や歯周病になってしまうこともありますので、皆さん気を付けてみてくださいね。
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